夜間頻尿
夜間頻尿

夜間頻尿とは、夜間に1回以上トイレのために目が覚めてしまう状態を指します。加齢とともに増加する傾向があり、60代以上の多くの方が経験する身近な症状です。
「年だから仕方ない」と諦めている方も多いですが、夜間頻尿は睡眠の質を大きく低下させ、日中の疲労感や集中力の低下、さらには転倒リスクの増加など、日常生活に深刻な影響を及ぼすことがあります。
様々な因子が原因となり引き起こされますのでそれぞれに応じた対応が必要です。原因に応じた適切な治療を行うことで症状の改善が期待できますので、まずは泌尿器科への受診をご検討ください。
1つでも当てはまる場合は、一度ご相談ください。
夜間頻尿は単一の原因ではなく、複数の要因が重なって起こることが多い症状です。
主な原因として以下が挙げられます。
| 夜間多尿 | 夜間に尿の産生量が増加する状態です。 加齢によるホルモンバランスの変化や、心不全・高血圧・下肢のむくみなどの全身疾患が影響することがあります。 就寝前の水分・アルコール・カフェインの過剰摂取も原因のひとつです。生活療法による対応で改善が期待できるもの特徴です。 |
|---|---|
| 膀胱容量の低下 | 過活動膀胱や慢性膀胱炎、間質性膀胱炎などにより、膀胱が十分に尿を蓄えられなくなるケースです。 少量の尿でも強い尿意を感じやすくなります。 |
| 排尿障害(下部尿路症状) | おしっこが出にくいのに回数が多いのは、一般的に理解しにくいかも知れません。 男性では前立腺肥大症、女性では骨盤底筋の緩みや骨盤臓器脱などにより、排尿がスムーズに行えず膀胱内に尿が残りやすくなることが原因です。 |
| 睡眠障害 | 睡眠が浅いために目が覚める際にトイレを意識してしまうケースもあります。 睡眠時無呼吸症候群が夜間頻尿の背景にある場合もあり、内科的な連携が必要になることがあります。 |
夜間頻尿の治療は、その原因によって異なります。まず問診・尿検査・超音波検査・排尿日誌などを通じて原因を特定し、それぞれに合った治療を提案します。
特に残尿の有無は治療方針に大きく影響します。
就寝2~3時間前の水分摂取を控える、アルコールやカフェインを減らす、夕方に軽い運動を取り入れて下肢のむくみを解消するといった指導を行います。特に夜間多尿(夜間に一日尿量の3分の1以上排尿している場合)の方に有効です。
過活動膀胱に対しては抗コリン薬やβ3作動薬、前立腺肥大症に対してはα1遮断薬や5α還元酵素阻害薬、夜間多尿に対してはデスモプレシンなど、原因に応じた薬剤を使用します。
膀胱訓練や骨盤底筋体操を指導し、膀胱の蓄尿機能の回復を図ります。当院では低周波治療も行っています。
当院では、夜間頻尿でお悩みの患者さまに対して、丁寧な問診と各種検査を組み合わせた原因精査を行っています。
排尿日誌を活用することで、昼夜の排尿パターンを正確に把握し、一人ひとりの状態に合った治療計画をご提案します。
「年齢のせい」と見過ごされがちな症状も、適切な対応で改善できるケースは少なくありません。
泌尿器科専門の医師が、患者さまのお悩みに寄り添いながら、丁寧に診療を進めてまいります。
プライバシーに配慮した環境で受診いただけますので、デリケートなお悩みもどうぞ安心してご相談ください。
低周波治療による骨盤底筋訓練も取り入れております。
夜間頻尿は、適切な治療を受けることで多くの方が改善を実感されています。
「これくらいで受診してもいいの?」と思わず、気になる症状があればお早めに当院へご相談ください。
睡眠の質を取り戻し、毎日を快適に過ごすためのサポートを全力で行ってまいります。
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